ダンスボーカルユニットICExの志賀李玖が、ドラマ「六月のタイムマシン」で初の主演に挑みました。
「主演は夢だった」と語る彼は、未経験の多い演技の世界に不安を抱きながらも、真摯に作品と向き合い、主演としての責任と覚悟を持って撮影に臨んでいます。
この記事では、志賀李玖の俳優としての成長や、作品にかける想い、共演者やスタッフの評価、さらには「六月のタイムマシン」の魅力もあわせて深掘りしていきます。
- 志賀李玖の初主演作に込めた想いや舞台裏
- 未経験から主演を務めた努力と成長の軌跡
- 「六月のタイムマシン」としての世界観と演技の相乗効果
志賀李玖が語る「六月のタイムマシン」主演への想い
ICExの志賀李玖が主演を務めるドラマ「六月のタイムマシン」は、彼にとって初の主演作となりました。
ドラマの放送にあわせて行われたインタビューでは、主演決定の瞬間や、その時の心境を率直に語っています。
まだ演技経験の浅い彼が、どのような覚悟と期待を抱きながら撮影に臨んだのかを紐解いていきます。
主演抜擢の舞台裏とその時の心境
志賀李玖が主演のオファーを受けたとき、その驚きは非常に大きかったそうです。
「出演が決まったとき、主演というお話も同時に聞いたので本当に驚きました」とコメントしており、夢のような出来事に戸惑いと喜びが入り混じっていたことがうかがえます。
この抜擢は、ダンス&ボーカルユニットとしての彼の活動を通して得られた信頼や、まっすぐな人柄に対する評価によるものだと考えられます。
さらに、マネージャーからの連絡で初めて主演を知ったという裏話もあり、「思わず声が出てしまった」と語っているエピソードからは、素直でリアルな反応が伝わってきます。
その一方で、「こんなにも早く叶うとは思っていなかった」と述べる彼の言葉からは、責任の重さを強く感じていたことがわかります。
この二面性が、彼の初主演に対する真摯な姿勢を象徴しています。
「夢が叶った」喜びと「不安」の狭間で
「主演を務めることは夢だった」と公言する志賀李玖にとって、今回の作品はまさにキャリアの転機です。
それだけに、プレッシャーと期待の両方がのしかかっていたことでしょう。
彼は「俳優としての経験はまだ浅く、分からないことだらけだったので不安もありました」と率直に語っており、初主演としての葛藤がにじんでいます。
しかしその一方で、「この作品に出会えたことはきっと運命」と語る姿には、どんな状況でも全力で向き合うという覚悟が込められています。
この覚悟が、作品の中で演じた“柏木蒼”というキャラクターに、志賀自身の感情を重ねる要素になったとも考えられます。
夢の実現に伴う不安、でも一歩ずつ成長したいという希望――そのすべてが、作品への情熱となって現れているのです。
俳優・志賀李玖としての挑戦と成長
ICExの一員としてパフォーマンスに定評のある志賀李玖が、今回は俳優として大きな一歩を踏み出しました。
演技未経験の彼が、どのようにして「柏木蒼」という主人公を演じきったのか。
その挑戦の裏には、努力と覚悟、そして成長の痕跡が刻まれていました。
ICExから俳優への第一歩
志賀李玖はICExの中でも、センターに立つことが多く、表現力の高さには定評があります。
しかし、演技というジャンルは彼にとってまったくの未知の領域。
「舞台の上とは全く違う“間”や“感情の温度”があって、最初はすごく戸惑った」と本人も振り返っています。
それでも、ICExで培った表現力が無駄だったわけではありません。
ライブで観客の心を掴む力や、リズム感のある動きは、シリアスな演技にも自然と活きてきたようです。
“伝える”という点では、音楽も演技も同じだと気づいた瞬間があったという言葉からは、表現者としての本質に目覚めつつある彼の姿勢が感じられます。
経験ゼロからの覚悟と努力
演技経験ゼロからの主演というプレッシャーは計り知れません。
それでも志賀李玖は、台本を読み込むだけでなく、監督や共演者に積極的に質問するなど、自主的に演技に向き合っていきました。
撮影の合間にも、シーンの背景を深掘りしたり、自分の表情をモニターで何度も確認するなど、細かい努力を積み重ねていたそうです。
特に、感情を爆発させるシーンでは、何度もリハーサルを重ねて“本物”の涙を流したといいます。
これは、感情の流れを自分の中に染み込ませるまで向き合った証拠です。
周囲のスタッフや共演者からも「本当に初主演とは思えない」と称賛されるほどの努力が、画面の中に表れていたのです。
主演として現場で見せた姿
初主演という大役を担った志賀李玖は、撮影現場でも大きな存在感を放っていました。
演技だけでなく、現場の空気づくりやスタッフとの関係構築にも積極的に関わり、主演としての責任と覚悟をにじませていたのです。
共演者や制作陣のコメントからも、彼の真摯な姿勢が高く評価されていることが伝わってきます。
スタッフや共演者が語る志賀の姿勢
撮影現場での志賀李玖は、「常に台本を手にしていた」「自分の出番でなくても現場にいた」と語られています。
特に監督の川上亮氏は、彼について「初主演とは思えないほどの集中力と責任感を持っていた」と述べています。
また、共演の八神遼介も「志賀くんが現場にいると、自然と空気が締まる」と証言しています。
彼のこうした姿勢は、主演としてチームを引っ張る立場にあるという自覚から生まれたもの。
共演者全員が若手という中で、自然と“座長”のような存在になっていったことは、志賀の人柄と努力の賜物です。
主演の器として、すでに多くの信頼を勝ち得ていたのです。
役作りにかけた情熱とこだわり
志賀李玖が演じる柏木蒼は、素朴で真っすぐな性格の高校生。
このキャラクターをリアルに表現するため、志賀は普段の自分との違いを意識しつつも、“共通点を見つけて重ねる”という方法で役作りに取り組みました。
特に意識していたのは「感情の流れ」だそうで、「感情が溜まっていく過程を一つひとつ丁寧に感じながら演じた」と語っています。
また、演技の説得力を高めるために、実際に似たような経験をしたことのある知人に話を聞いたり、脚本を何度も読み返して自分の中に物語を落とし込んだとのこと。
シーンによっては、「ここは蒼ならこう思うはず」と監督に提案するなど、自ら演技の質を高めようとする姿勢も印象的です。
まさに、主演としての責任を自分自身で育て上げていった証と言えるでしょう。
「六月のタイムマシン」が描く世界と志賀李玖の存在感
ドラマ「六月のタイムマシン」は、タイムリープ×青春ミステリーという斬新なテーマで視聴者を魅了しています。
その中で主人公・柏木蒼を演じた志賀李玖は、物語の中核を担う存在として、絶妙な存在感を放ちました。
本章ではドラマの魅力とともに、志賀の演技が作品に与えた影響について考察します。
タイムリープ×青春ミステリーという挑戦
「六月のタイムマシン」は、人気推理ゲーム『八月のタイムマシン』を原作に、登場人物や設定を大胆にリメイクした実写ドラマです。
舞台は90年代の田舎町。主人公たちは、親しい幼なじみの永眠を防ぐため、同じ1日を繰り返しながら事件の真相に迫っていきます。
この“ループもの”という構造は、視聴者に謎解きの楽しさを提供すると同時に、キャラクターの成長や絆の深化を丁寧に描くことが求められます。
演出や脚本の完成度はもちろんですが、主演俳優の説得力が物語全体の重みを左右するという点で、志賀李玖の演技は重要な鍵を握っていました。
彼の演技には、ミステリー要素と青春の切なさを両立させるバランス感覚があり、視聴者の没入感を高めています。
その存在は、ドラマ全体の“温度”を決定づけていると言っても過言ではありません。
主人公・柏木蒼としての魅力と重なり
志賀李玖が演じた柏木蒼は、「素朴でまっすぐな高校生」という設定ですが、その“まっすぐさ”こそが物語の軸になっています。
彼は幼なじみの永眠に対して強い責任感を抱き、誰よりも仲間を信じ、行動することを選ぶキャラクターです。
その姿勢は、志賀本人の持つキャラクター性とも重なる部分があり、リアリティのある演技に繋がっています。
特に第2話以降では、怒り・焦り・悲しみといった複雑な感情を見せるシーンが増え、感情の起伏を繊細に表現する力が求められました。
志賀はそれらを決してオーバーにせず、自然体の演技で観る者の共感を引き出すことに成功しています。
「柏木蒼=志賀李玖」と視聴者が感じるほどの一体感は、俳優としての確かな第一歩を象徴しています。
ICEx志賀李玖の俳優デビューと未来への展望まとめ
「六月のタイムマシン」で主演を務めたことで、志賀李玖はアーティストとしてだけでなく、俳優としての第一歩を確実に踏み出しました。
その過程で得た経験は、今後の彼のキャリアにとって非常に大きな意味を持つはずです。
本章では、彼が今回の作品を通して得たもの、そして今後への期待についてまとめていきます。
初主演で得た経験が今後にどう生きるか
演技未経験からの初主演という挑戦を通じて、志賀李玖は多くの学びを得ました。
それは技術的なことにとどまらず、感情の扱い方や人との関わり方など、表現者としての本質的な部分に及んでいます。
本人も「この作品を経て、人との距離感や心の動きをより深く考えるようになった」と語っており、その変化は今後の活動に確実に活かされるでしょう。
また、演技を経験したことで、ICExとしてのパフォーマンスにも新たな厚みが加わると期待されています。
“伝える力”を磨いた彼の表現は、音楽活動にも好影響をもたらすのは間違いありません。
今回の主演は、単なる挑戦ではなく、志賀李玖という表現者の可能性を大きく広げる機会となりました。
次なるステージへの期待
「六月のタイムマシン」で確かな実力を見せた志賀李玖に対し、次回作を期待する声も高まっています。
今後も俳優としての活動を続ける意欲を見せており、「もっといろんな役を演じてみたい」という発言からは、成長への強い意志が感じられます。
また、ICExとしての活動も並行して続けていくことから、“マルチ表現者”としての立ち位置を確立しつつあることが分かります。
この先、俳優業を中心に据えるのか、あくまで音楽を主軸にしながら幅を広げていくのか。
いずれにせよ、今回の経験は彼の未来にとって貴重な糧となるはずです。
志賀李玖という名前が、音楽だけでなく映像の世界でも広く知られる日が、そう遠くない未来に訪れることを期待せずにはいられません。
- ICEx志賀李玖がドラマ初主演に挑戦
- 不安を抱えながらも真摯に役と向き合う姿勢
- 主演としての責任感と成長が現場で評価
- 演技未経験から努力で存在感を発揮
- 感情の表現力が演技と音楽の両面で進化
- 「六月のタイムマシン」の世界観と高い親和性
- 共演者・監督も絶賛するリーダーシップ
- 俳優としての新たな可能性を開いた記念作
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